豪華絢爛 ホテル雅叙園東京で着物ランチを楽しむ<東京都>

 豪華絢爛な結婚式と、日本の伝統的な美を極めたとも言われる百段階段などで有名なホテル雅叙園東京。庶民は中々敷居が高い格式あるホテルですが、ちょっとした同窓会にと友達がお得なプランを探してくれたので行ってみました。

ホテル雅叙園東京

 ホテルは、目黒駅から徒歩5分ほどのところにあります。

 駅から最も近い行人坂を下るルートですが、結構坂がきついので足に自信がない方はドレメ通りからアルコスクエア経由のルートのほうが楽で良いと思います(=゚ω゚)ノ

―ホテル雅叙園東京―
ホテル雅叙園東京の前身の目黒雅叙園のルーツは、創業者・細川力蔵が、東京 芝浦にあった自宅を改築した純日本式料亭「芝浦雅叙園」。創業当時は、日本料理に加えて北京料理メインとし、お客様に本物の味を提供することにとことんこだわった高級料亭でした。より多くの人々に本格的な料理を気軽に食べていただくため、1931(昭和6)年庶民や家族連れのお客様が気軽に入れる料亭として目黒の地に目黒雅叙園が誕生しました。料理の味はもちろん、お客様に目でも楽しんでいただきたいと考え、芸術家たちに描かせた壁画や天井画、彫刻などで館内の装飾を施しました。豪華絢爛な東洋一の美術の殿堂はこうして誕生し、2017(平成29)年4月1日目黒雅叙園からホテル雅叙園東京へリブランドいたしました。(公式サイトより)

 

 日本有数のクラシックホテル、今回は有形文化財百段階段の半額チケットが付いた着物プランで食事をしてきました(=゚ω゚)ノ
 クラシックホテルに着て行ける服を持っていない私にぴったりのプランだヽ(^o^)丿(ちょいお高いけど…21,000円/(^o^)\)

 話が脱線しますが、雅叙園の入り口前にかの有名な八百屋お七(私はガラスの仮面の作中劇で知りました)の井戸があります。なんでも、サイコパスお七の思い人吉三さんが、お七の菩提を弔いながら水垢離をした井戸だとか。
 まさかこんなところで史跡を拝めるとは思っていなかったので得した気分です(=゚ω゚)ノ

 さて、話を戻すと、こんな高貴なホテルにくることなんて普段ないので緊張します。中に入るとわあ豪華絢爛( ゚Д゚)

 建物の中に建物があるようなすごい造りです( ゚Д゚)。
 写真の門は中華感満載。
 
 雅叙園は、料亭から始まったホテルなのですが、創設当初から北京料理を饗しており、なんと中華式回転テーブルは雅叙園で考案されたとも言われているそうです(諸説あります)。
 なので、おそらく一番有名なレストランは中華料理の「旬遊紀」。

 着物プランは5か所のレストランでの食事を選ぶことができまして、今回はせっかく着物を着るので日本料亭「渡風亭」で特別会席膳をいただきました。

 渡風亭もホテルの中に純和風の料亭が建っていて頭が混乱します( ゚Д゚)!?

 ホテルの至る所に美しい錦鯉がいて彩り豊か!
 なんと、トイレにもいました。トイレすら文化財のようで雅。
 一回入ってみてください>゜)))彡 すごいから。 

 そして、ひっきりなしに結婚式の新郎新婦が色んなところで写真撮影をしているので目にも鮮やか(=゚ω゚)ノ 

渡風亭 特別会席膳

 着物プラン、まずは着物を選んで着替えます。
 120種類の着物の中から選べるので、友達同士で似合う似合わないだの言いながら選ぶのが楽しい(=゚ω゚)ノ 個性が光る瞬間。
 着付けとヘアセットはプロがやってくれるので化粧だけしてくれば大丈夫です。

 着替え終わったら写真撮影し、お部屋へ。

 この日のメニューは写真の通りで、こんなちゃんとした和食をいただく機会はそんなにないので、日本酒のペアリングをつけちゃいました🍶 がぶがぶ呑む。

 私は先付や八寸が大好きなんだ(=゚ω゚)ノ 季節の飾りもついて風流~ 美しい。
 味わいは素材の味を生かしたお上品な味でした。

 全部美味しんぼに出て来そう。
 久々に会った友達との会話も弾み、素晴らしい食事会となりました。

 しかし、和装はお腹が苦しくなるなヽ(^o^)丿
 普段だとこの量くらいはペロリなはずなんですが、帯に締め付けられてとても苦しい。
 やっぱりご飯を食べるときはワンピースに限る/(^o^)\

東京都指定有形文化財 百段階段

 さて、せっかく着物を着たのですぐに脱ぐには惜しく、このまま百段階段やホテル内の散策を楽しみました(着物は20時までに返却すればよいらしい)。

「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。“昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。

 百段階段という名前ではあるものの、実際は99段で、縁担ぎのためにあえて1段不足しているとのこと。
 趣のある古い階段を上って部屋に入ると…

 おおぅ 確かに日光東照宮のような艶やかな色彩で美しい(=゚ω゚)ノ
 一つ一つの細工が見事!

 階段を上ると7部屋あって、それぞれ趣が異なります。
 季節ごとに企画展示もしていてガラッと印象が変わるよう。

 私が訪問した時は月の展示できれいでした。

 このほか、浮世絵の展示や現代アートの展示等もあって見応えがありました(=゚ω゚)ノ
 本格的なミュージアムショップもあって楽しかったです。

 この後、ホテル内を散策してお茶して帰りましたがよい経験になりました。
 ホテル内が既に芸術作品みたいなので、トイレですら感嘆します。

 滝の裏側を通っちゃったり(=゚ω゚)ノ。

 高級すぎて泊まれないホテルはランチで行こう!

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