
日本の美しさを表現するような歌詞などを集めています。
順次追加予定。
君に預けし我が心は 今でも返事を待っています
(春よ、来い/松任谷由実/1994/EXPLESS)
どれほど月日が流れても ずっとずっと待っています
→ さすが教科書にのった歌詞。ユーミンの紡ぐ歌詞には日本の郷愁と美しさであふれている。抜粋した以外の歌詞もすべて美しいので、ぜひすべての歌詞を声に出してみてください。
風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては
(初恋/村下孝蔵/1983/CBSソニー)
ふるえてたあの頃 浅い夢だから 胸をはなれない
→ メロディーと歌声が本当に美しい。初恋という感情を見事に表現している。
ゆらり ゆらり 舞う 花篝り 寄り添う影が重なっていく
(花篝り/滴草由実/2005/GIZAstudio)
溢れる想い 雪を溶かして やっとあなたに出逢える そして きっと
→ 花篝りという言葉を調べてみると、夜桜等を照らす篝火なのだそうだ。寄り添う影が重なっていく情景がイメージできて美しい。どうか、サビに入る前の歌詞もみてほしい。
帰らぬ人への想い出溢る場所 幾千年もの涙の別れ道
(京都物語/原由子/2010/タイシタレーベル)
華やぐ夜の彩りや 河原町ともサヨウナラ
二人で歩いた小路は濡れていた 月夜にまぎれて隠れた恋の街
→ 京都は美しい都だけれども、こんなに綺麗な言葉で紡がれたことがあったろうか。桑田佳祐は言葉を操る天才だと思う。
もしも君に巡り逢えたら 二度と君の手を離さない 春の終わり告げる花御堂
(Time after time花舞う街で/倉木麻衣/2003/GIZAstudio)
霞む花一枚 蘇る思い出の歌 この胸に今も優しく
→ 歌詞から鮮やかな情景が目に浮かぶ。花御堂とは、4/8のお釈迦様の誕生日のために寺に築かれる小さなお堂だそう。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
(平家物語冒頭)
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
→ さすが歌い継がれて残るだけある名文句。春の夜の夢のごとしと風の前の塵におなじのところ、現代にいたら名コピーライターだったろう。
人間50年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり
(敦盛)
→ 儚い人間の一生を、こんなに短い言葉で表すなんて。
君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて こけのむすまで
(君が代)
→ 古今和歌集の詠み人知らずの和歌が元になったというところが素敵。詠み人はもう分からないけど、みんながいい歌だなって思って語り継いできたんだろうな。
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