
妙に心に残って忘れられない印象的なフレーズを集めています。
順次追加していきます。
一度あったことは忘れないものさ 思い出せないだけで
(千と千尋の神隠し/2001/スタジオジブリ)
→ このセリフに救われる。なんて優しい言葉だろうか。経験したことは、その人自身を創るのだ。
頂点に立った時に感じる滅びの予感。
(恩田陸/麦の海に沈む果実/講談社)
きっと今のこの瞬間は、あたしたちがここで過ごす日々で
最も美しい時間なのに違いない。
→ 今が一番幸せすぎて終わるのが怖い…を美しく言語化してくれたフレーズ。
あったかいふとんで、ぐっすりねる!こんな楽しいことがあるか。
(藤子・F・不二雄/ドラえもん/小学館)
→ 真理である。この本↓に載ってる名言全部素晴らしいのでぜひ読んでほしい。もうちょっと頑張ろうって気になる。
一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ
(本多作左衛門重次)
→本多作左衛門重次が、故郷の妻に送った日本一短い手紙(お仙は息子のこと)。短い中に、妻と子と故郷への愛が感じられる。何よりリズムがいい。
道の端で破れたポスターに書かれてる言葉に目をやる
(Lily Chou-Chou/共鳴(空虚な石)/2000/ソニーミュージック)
「愛はここに神はあなたの中に」そこで途切れてる
→歌い手の不思議な声とメロディーの影響もあるが、ここの歌詞の空虚感がすごくて頭から離れない。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
(川端康成/雪国/創元社)
→ 有名な小説の名冒頭。とても静かな始まりで、情景が目に浮かぶ。これから物語が始まるぞ、と思わせてくれる。
汚れつちまつた悲しみに
(中原中也)
→ こんなに綺麗な詩を書くのに酒乱の詩人。文豪は今となっては敷居が高いが、癖がありすぎる人が多すぎる。↓この本とてもおすすめ。
べつに不安は感じなかった。ちゃんと鞄が私を導いてくれている。
(阿部公房/鞄/新潮文庫)
私は、ためらうことなく、どこまでもただ歩きつづけていればよかった。
選ぶ道がなければ、迷うこともない。
私は嫌になるほど自由だった。
→ 選ぶ道がなければ、迷うこともない。すごく自由とは真反対だけど、ちょっと羨ましいなと学生の頃に思ったのを思い出す。
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